宇宙の片隅の記

神秘主義的思考により世界・社会・実存について考える

2017年東北旅 3日目 仙台~盛岡

(更新が遅すぎましたが前のエントリの続きです)

自遊空間石巻店のナイトパックは8時間にしたので、4時ちょっとすぐには出発である。だが出発前に前に腹が減っていて、この店舗では食事のメニューに100円カレーというものがあったので、これを注文。これが100円とは思えないおいしさだった。

出発。そして2015年のときと同じように門脇小学校の近くに行く。以前に来たときに比べ、あたりには少し家が建っていたので驚いた。前は写真のようなモニュメントがあったのだが、もはやなくなってしまったのかもしれない(詳しく見なかったので確かではないが)。

それから前回と同じように国道398で旧大川小学校を目指す。前には来なかった女川駅に立ち寄って写真を撮った。

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女川港をすぎて高台で停車しようとしたところ、サイドスタンドを払ったと思ってバイクを降りたところ実際は払われてなく、支えるものがないのでそのまま左に立ちゴケしてしまった! うーん悔しい……

二回目の旧大川小学校。天気は曇っている。また先ほど立ちゴケしたことがショックで前と同じようにあたりを見て回る気分ではなかった。 

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旧大川小学校。津波から助かるためにはほんの少し山に上ればよかったという。津波到達点を示す看板。この看板は前にもあっただろうか? 以前の写真を確認したら確かになく、あたりの茂みが刈り込まれたのかわからないがそうして看板が立てられたようである。私以外にももう一人人がいたが、県外ナンバーの車だったから私と同じで地元の人ではないようだった。

出発。立ちゴケしたことと雨で靴が濡れて気持ち悪いので気分は最悪である。前にも寄った仮設コンビニのセブンイレブン 志津川戸倉古舘仮設店舗店(店名長い!)に入る。

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ここには売っていなかったが、その後別のセブンイレブンで水性ペンを買いこれでバイクの傷を誤魔化した。かなり目立たなくなる。とりあえずはこれで十分だ。

気仙沼市へ。国道45号はやはり(前と同じように)かなり渋滞している。土砂を運ぶトラック等が多く、道路は埃っぽい。国道から気仙沼市外に行く道の方に逸れ、とりあえずイオンに到着。ココス気仙沼店に入りたかったのだが、早く来すぎたためまだ開店の10時にはなっていなかった。このココスは石巻~八戸までの沿岸部唯一のファミレスで、以前来たときに食べたものがおいしくそれにどうやら震災前からある店舗ということもあってまた寄りたかったのだが、開店していないものはどうしようもないのでイオンでオムライスを買って休憩スペースで食べる。

前に行けなかった陸前高田の奇跡の一本松(今はレプリカ)に行ってみようと思ったがどうやら歩いてでないと行けないらしい。あきらめて先に進み、三陸沿岸道路(無料区間)に乗って走る。大船渡ICで下り、そこからは国道を行かずに県道9号を回るように行くことにした。

これが正解だった。というのは南リアス線恋し浜駅に寄ることができたからだ。こういった田舎の辺境の駅は好きで、見つけたら立ち寄るようにしている。 

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ホームにあるドアをあけると……

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それにしてもこのキャラはなんだろう。

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ここで水道の水を使わせてもらい、バイクの汚れを落としてから出発。

釜石市へ。前には寄らなかった釜石大観音へ行く。

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宗教団体が運営しているというのではないだろうが、そんな感じの建物である。眺めは良いが一番上に上っても見える景色はあまり変わらない。

釜石市街で昼食。食べログで一番評価のあった工藤精肉店(二階が食堂になっている)で食べることにした。食べたのはまあ普通の豚生姜定食だったのだがボリュームが多い。(このとき、店内のテレビでは今村復興大臣の問題発言が取り上げられていた)

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それから釜石イオンへ。ここは再び寄りたかった場所だった。中にはカラオケや書店もあって、全国にある大型のイオンよりは少し小さいがそれなりに規模は大きく、新しい。 

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古川美穂 著「東北ショック・ドクトリン」にこの釜石イオンのことが取り上げられている(旅のあと家に帰ってから読んだ)。釜石イオンは震災後に誘致され作られた場所で、通常は工業跡地に出店できないが、復興のため特例で認められたらしい(手元に該当の本がないため後に確認して改訂します)。どうもこのイオンが震災後の釜石のランドマークのようになっているように思える。

昼食後に向かったのだが、市街地のほうからはこのイオンにどう入ればいいかわからず迷ってしまった。というのは釜石の街の方からは建物に隠れ、イオンの姿は見事に見えなかったのである。結局遠まわりして入ったのだが、市街地方面からは立体駐車場にスロープで入るらしい。案内用の看板は一応あったがややわかりにくく、でかでかとした看板は建っていない。どうも既存の商店街に配慮した結果に思われる。

しかし震災によって被災しあとにイオンが出来たというのはどういうことなのだろうか。私はイオンに対して差し当たり批判的な感情は持っていないが、地元の人はどう思っているのだろうか(先の著書を読むと、地元の人には概ね好意的に迎えられているらしい)。私が釜石に住んでいたとしたら、いつも複雑な感情でこのイオンに立ち寄るのではと考えた(と書いたものの、本当のところはわからない)。しかし上記のような事情のある場所として、この釜石イオンが印象に残っているというのも確かである。

前回はここで国道263から遠野方面に向かったのだが、今回はもう少し北上する。

途中、山田町で吉里吉里駅の案内があったので寄ってみたかったが、道がわからず通り過ぎてしまった。近くには小学校があり、子供たちがいた。国道に戻った時、海に養殖イカダが見えた。そのあとはトイレのため近くの道の駅に寄った。ただそれだけなのだが、何故か今も記憶に残る場所である(何気ない場所があとあと印象に残ったりする)。

宮古市まで行き、観光地となっている浄土ヶ浜を目指した。せっかくなのであたりを歩いてみたかったのだが時間が遅く、その日のうちに盛岡まで行きたいということもあり断念した。

盛岡に向かうため国道106号を走る。しかしこの道は怖い! 少しでも遅い車がいると車がその先の車を追い越していく。それに暗くなってきたこともあってバイクで走っていると寒すぎるのである。途中にある道の駅で休憩して先に進む。

盛岡市へ。とにかく寒く体を温めるためスーパー銭湯の喜盛の湯へ向かった。

店内に入ると聞き覚えのあるBGMが流れている。なんとこれは仙台で入った竜泉寺の湯と同じBGMだった。確かに同じグループらしく、中には炭酸泉の湯がある。

風呂の中で一体今日は何キロ移動したのだろうと考えていた。どうも一日10時間近くバイクに乗っていたようでさすがに異常だと思うが、それほどには疲れていない。

風呂上りにラーメンチェーン店の山岡家へ。度々目にすることがあったのだが、入ったのは初めてだった。とんこつの醤油ラーメンだが、これがおいしかった!

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旅先の地方で食べるラーメンには本当にはずれがないと思ったが、単に地元のラーメンとは味が全然別なのでそれで美味しく感じているのかもしれない。

就寝場所である自遊空間盛岡店へ。自動的に切り替わるパック料金で12時間の滞在。明日は盛岡から400km近くある自宅まで帰る予定。さすがに疲れがたまっていたのでぐっすりと眠った。