宇宙の片隅の記

まだ動けない

映画『イニシエーション・ラブ』感想

原作は読了済み。

何故か映画の『イニシエーション・ラブ』と『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が見たくなりTSUTAYAに借りに行ったらぼくは明日~のほうは貸し出し中だった。かわりに未だ見てないのでうる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーを借りようとしたのだがDVDの傷を復旧中ということで無理だった。毎回とりあえず見ておこうと思って借りようとするのだが何故かいつも借りることができない。ファックである。結局他に(実写の)『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を借りた。

映画イニシエーション・ラブは心地よい絶望を味わわせてくれると期待したのだが、結局クソ映画だったので特に感想はない、が少し書く。

(以下ネタバレします)

 

映像化不可能といわれたこのトリック、どうやったんだと思って見てみたら、うーん……事実俳優が同一人物でないのを同一人物と誤認するのは難しい……

ところどころ出てくるキラキラ演出はなんだ?

sideBが長すぎる。逆にsideAは駆け足すぎ。同じ分量にすべきだった。

sideAのオタクのたっくん(別にオタクではないが、さもそのように描かれている)ではなく、松田翔太を立たせなければいけないからなのか……

どうせならオタクにもこんな恋愛ができますよ、こんな彼女ができますよと夢を見させて最後は破綻して観客を絶望の底にまで叩き落とす映画にすべきだった。

『旅の贈りもの 明日へ』が福井のご当地映画であるように静岡のご当地映画を期待したが、そういった映画ではなかった。

ちなみに全てのロケを静岡でやったわけではないらしい。

この映画は仕掛けがありますという前置きも最後の解説も視聴者にわかりやすくといった趣向でかえってバカにされているようで不快である。

自分がこの小説を映画化する方法として考えたのは、(どうせ何をやっても原作を変えざるを得ないのだから)、大変似ている人物(例えば双子のような)にやらせるというのはどうだろうか。最後はその二人が対面するホラーなエンディング、というのを考えた。

原作のマユは悪女。逆に原作では主人公は悪く書かれていない。

悪女役なら前田敦子ではなくどうせなら広瀬すずがいいのではと思った。

結局原作のほうがいい。というか原作超えした映画というのはあるのだろうか。(アニメの四畳半神話体系は確実に超えたと思うが)

乾くるみは作中の女性の扱いがひどく女性不信に思えるという2chのレスがあったが全部読んでないのでわからないがそうなのだろうか。ご自身は今はAKBにはまってしまった……

乾くるみの小説について。『セカンド・ラブ』は悪くなく結構面白い。

『リピート』もなかなか面白い。

『スリープ』は最高傑作。SFミステリーであり大変おすすめである。